新生銀行は8月10日、楽天証券から外国為替証拠金取引(FX)プラットフォームの提供を受けて、FXサービス「新生銀行FX」を開始したと発表した。
「新生銀行FX」では、楽天銀行のプラットフォームを採用したことにより、取引通貨の組み合わせ23種類、取引数量の最低単位1,000通貨単位の少額取引、パソコンインストール型取引ツール・ウェブブラウザ取引ツールの提供を実現した。取引ツールについては、スマートフォン専用アプリも早期に導入する。
また、同行のインターネットバンキング「新生パワーダイレクト」のIDとパスワードを利用して、新生銀行FX口座との間で24時間365日資金振替ができるようにした。
新生銀行は「外貨サービスの新生銀行」として、13種類の外貨預金、外貨送金サービスの拡充、 海外プリペイドカードの取扱いなど、外貨関連の商品やサービスの拡充に力を注いできた。
今回、楽天証券と組んでFXサービスを開始することで、若い世代の顧客を中心に、外貨に関する資産運用商品・サービスの拡充をさらに図っていくとしている。
以下に、新生銀行のニュースリリースを引用する。
外国為替証拠金取引サービス「新生銀行FX」のお取り扱い開始について
株式会社新生銀行
2016年8月10日
当行は、外貨に関する資産運用商品・サービスの拡充を目指して、新生総合口座パワーフレックスのお客さまを対象とした外国為替証拠金取引(FX、Foreign Exchange)サービス「新生銀行FX」を、平成28年8月22日(月) から開始いたします。
新生銀行FXは、楽天証券株式会社(東京都世田谷区、代表取締役社長 楠 雄治、以下、「楽天証券」)の外国為替証拠金取引プラットフォームを活用して実施するもので、パワーフレックス口座をお持ちのお客さまは、インターネットバンキング「新生パワーダイレクト」のIDとパスワードを利用して、新生銀行FX口座との間で24時間365日(※1)スムーズに資金振替ができます。また、取引通貨の組み合わせが23種類に上り、取引数量の最低単位が1,000通貨単位となるなど、さまざまな通貨について少額からの取引が可能です。取引チャネルについては、パソコンインストール型取引ツール、ウェブブラウザ取引ツールから用意し、スマートフォン専用アプリも早期に導入する予定です。なお、当行では、新生銀行FXのサービス開始と合わせてキャッシュバックキャンペーンを実施いたします。キャンペーンの詳細は下記【「<ネット限定>FXはじめました!キャッシュバックキャンペーン」の概要】をご参照ください。
外国為替証拠金取引は、差金決済による通貨の売買を行うもので、レバレッジを利かせることで資金効率の良い取引が可能となるのが特徴です。また、取引通貨のペア間の金利差を調整するため、その差に基づいて算出される スワップポイントが得られる場合があります(※2)。
当行では、「外貨サービスの新生銀行」として、外貨預金は13種類の取扱通貨数、外貨送金サービスの拡充、 外貨預金為替手数料の引き下げや、海外プリペイドカードの取り扱いなど、外貨関連の商品やサービスの拡充に力を注いでまいりました。日本銀行の追加金融緩和策や米国の利上げ観測の高まりなどを背景とした外国為替市場の 動きを受けて、外国為替証拠金取引の取引高、預かり残高、口座数は増加傾向にあります。さらに、日本銀行が 平成28年2月から導入したマイナス金利政策によって、金利が低下傾向にある円預金の受け皿として、外貨をはじめとする資産運用商品・サービスに対するお客さまのニーズはいっそう高まるものと考えられます。このため当行では、外国為替証拠金取引サービスを開始することで、インターネットやスマートフォン、タブレット端末などの利用頻度が高い若い世代のお客さまを中心に、外貨に関する資産運用商品・サービスの拡充を図り、お客さまの満足度の向上につなげてまいります。
(※1)システムメンテナンスなどの時間帯を除きます。
(※2)本取引におけるスワップポイントは、対象となる通貨の市場金利を反映するため、市場金利が変動すれば、スワップポイントも変動します。また、スワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。なお、対象の通貨の需給によっては、金利差を反映せず、買い付けた通貨の対象国の金利が売り付けた通貨の対象国の金利よりも高い場合にもスワップポイントを支払うことになることがあります。
以 上
(以下、省略)
(参照)新生銀行のニュースリリース
http://www.shinseibank.com/corporate/news/pdf/pdf2016/160810forex_j.pdf