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太陽生命、認知症を予防するアプリを保険契約者に提供へ

太陽生命とアウトソーシングサービスを提供するInfoDeliver社は8月8日、今秋をめどに、認知症の予防をサポートする「認知症予防アプリ」を保険契約者に提供すると発表した。

「認知症予防アプリ」は、歩行速度を継続的に測定し、認知症・MCI(軽度認知障害)のリスク予兆が発見された場合に、本人と家族に通知するアプリ。東京都健康長寿医療センターの大渕修一医学博士の研究を受けて開発しており、医学的根拠に基づいたリスク予兆等の通知を行う。

認知症の患者数は2025年には700万人に達し、65歳以上の約5人に1人が認知症になると言われている。一方、歩行速度の低下と認知症・MCIの発症リスクに関連があることや、運動習慣等の生活改善が認知症のリスクを低減させることがわかってきている。

両社では、このアプリを被保険者に提供し、歩行速度の低下を契機に運動習慣等を見直してもらうことで、認知症・MCIの予防をサポートするとしている。

以下に、太陽生命のニュースリリースを引用する。

太陽生命、国内初の『認知症予防アプリ』をお客様へ提供
~お客様の元気をサポートする先進的取り組み~

太陽生命保険株式会社
株式会社InfoDeliver
平成28年8月8日

T&D保険グループの太陽生命保険株式会社(社長 田中勝英)と株式会社InfoDeliver(社長 尚捷)は、平成28 年秋をめどに、認知症の予防をサポートするスマートフォンアプリ『認知症予防アプリ』を「ひまわり認知症治療保険」(※1)等にご加入いただいているお客様(被保険者)にご提供することについて合意しましたのでお知らせいたします。

『認知症予防アプリ』は、歩行速度を継続的に測定し、認知症・MCI(軽度認知障害)のリスク予兆が発見された場合に本人とそのご家族に通知する国内初(※2)のスマートフォンアプリです。東京都健康長寿医療センターの大渕修一医学博士の研究を受けて開発しており、医学的根拠に基づいたリスク予兆等の通知を行います。

厚生労働省によると、認知症を患う人の数が2025 年には700 万人に達し、65 歳以上のシニア層の約5 人に1 人が認知症になると言われています(※3)。一方、歩行速度の低下と認知症・MCIの発症リスクに関連があることや、運動習慣等の生活改善が認知症のリスク低減につながることなどがわかってきました。

当アプリをお客様(被保険者)にご提供し、歩行速度の低下を契機に運動習慣等を見直していただくことで、認知症・MCIの予防をサポートしてまいります。

太陽生命は、「健康寿命の延伸」という社会的課題にこたえるために、本年6 月より「太陽の元気プロジェクト」をスタートさせました。これからも、お客様の元気をサポートする様々な取り組みを推進してまいります。

InfoDeliver は、スマートフォンやAI 技術を活用した未病テック(※4)の推進により、健康長寿社会の実現と生きがいの創造を支援するサービス開発に取り組んでまいります。

(※1) 「ひまわり認知症治療保険」は、太陽生命が本年3 月より販売を開始した、健康に不安のある方でも加入できる、認知症による所定の状態を保障する保険です。
(※2) スマートフォンで歩行速度の変化を測定し、認知症・MCIの予防に繋げるアプリは国内初となります(InfoDeliver 調べ)。
(※3) 厚生労働省「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新オレンジプラン)」より。
(※4) 未病テックは、健康増進・未病管理の領域で、最新のIT を活用して社会課題を解決するイノベーションを創出する取組みです。
(以下、省略)