じぶん銀行は8月5日、FinTech企業のAlpacaDBと共同で、人工知能(AI)を活用した外貨預金サポートツールを開発すると発表した。
AlpacaDBは、三菱東京UFJ銀行が主催する「MUFG Fintech アクセラレータ・プログラム」の参加企業で、金融工学や深層学習(ディープラーニング)技術など用いた投資アルゴリズムの開発を得意とする。
今回両社が開発するサービスは、AlpacaDBが保有する外国為替相場のバックテストデータに基づき、顧客の外貨預金取引をサポートするツール。具体的には、①AIが計算した通貨別期待上昇率を一覧表示するヒートマップ、②一定確率以上の通貨別為替変動タイミング出現時のプッシュ通知機能、③深層学習を活用して最適な投資タイミングを顧客のかわりにAIが判断する外貨積立預金の3つを開発する。
じぶん銀行は、これらのサービスを2017年後半に順次、スマートフォンアプリで顧客に提供していく予定。
以下に、じぶん銀行のニュースリリースを引用する。
人工知能(AI)を活用した外貨預金サポートツールの開発検討について、「MUFG Fintech アクセラレータ・プログラム」参加ベンチャーのAlpacaDB, Inc. と合意
株式会社じぶん銀行
2016年08月05日
株式会社じぶん銀行(本社:東京都中央区、代表取締役社長:鶴我 明憲、以下「じぶん銀行」)は、フィンテックベンチャー企業のAlpacaDB, Inc.(本社:米カリフォルニア州サンマテオ、CEO:横川 毅、以下「Alpaca」)と、人工知能(以下「AI」)を活用した外貨預金サポートツールの開発検討に合意しました。
Alpacaは、株式会社三菱東京UFJ銀行が主催する「MUFG Fintech アクセラレータ・プログラム」の参加企業であり、金融工学、画像認識技術、深層学習(ディープラーニング)技術を複合的に用いた投資アルゴリズムの開発を得意とする、米国のベンチャー企業です。
今般、じぶん銀行とAlpacaが開発検討するサービスは、Alpacaが保有する膨大な外国為替相場のバックテストデータに基づき、お客さまの外貨預金取引を賢くサポートするツールです。具体的には、①AIが計算した通貨別期待上昇率を一覧表示するヒートマップ、②一定確率以上の通貨別為替変動タイミング出現時のプッシュ通知機能、③深層学習を活用して最適な投資タイミングをお客さまのかわりにAIが判断する外貨積立預金、の3つです。じぶん銀行は、これらのサービスを「じぶん仕様プロジェクト」の一環として、2017年半ば以降順次、スマートフォンアプリによりお客さまにご提供していく予定です。
なお、これら機能・サービスの提供開始後も、為替相場変動に関して日々蓄積されるデータを取り込むとともに、深層学習や深層強化学習などの手法を活用してAIの分析精度を継続的に向上させ、その結果、各ツールのお役立ち度合いを改善させていきます。
さらに将来的には、お客さまとのインタラクティブなコミュニケーションやお取引状況を分析データに加えることで、お客さまお一人おひとりに応じたロボアドバイザー機能の開発も検討していきます。
じぶん銀行のスマートフォンアプリならではの快適な操作性と、Alpacaが持つ最先端のAI技術により、外貨預金初心者にも、簡単に、安心して、取引していただけるUX(User Experience、体験価値)の提供を目指してまいります。
(以下、省略)