八十二銀行など地銀7行は7月19日、システム共同化を行う「じゅうだん会」参加行において共同で、FinTechに関する取組みを開始すると発表した。
この取組みでは「じゅうだん会」に参加する銀行7行(山形銀行、筑波銀行、武蔵野銀行、八十二銀行、阿波銀行、宮崎銀行、琉球銀行)のネットワークを生かし、FinTechに関するサービスや最新技術について幅広い情報収集と研究を行う。
具体的には、FinTech関連サービスや最新技術についての情報収集や勉強会の開催、参加行のFinTech関連サービス検討状況の共有、FinTechサービスの事例研究・共同導入検討などを行う。
「じゅうだん会」は、八十二銀行が開発する銀行の基幹系システムを共同利用する地方銀行7行が参加。今回の取り組みにより、基幹系システムの共同化だけでなく、FinTech領域にも共同化範囲を拡大することになる。
以下に、八十二銀行のニュースリリースを引用する。
じゅうだん会参加行共同でのフィンテックに関する取組みについて
株式会社八十二銀行
2016/7/19
八十二銀行(頭取 湯本 昭一)は、「じゅうだん会」参加行と共同でIT を活用した金融サービスであるフィンテック(FinTech※)に関する取組みを開始いたします。
本取組みは「じゅうだん会」参加行7 行のネットワークを生かし、フィンテックに関するサービスや最新技術について幅広い情報収集と研究を行い、お客さまの利便性向上につながるサービスの検討、およびサービス導入時の初期コスト削減と導入期間の短縮を目的としております。 以下に概要をお知らせいたします。
記
1. 概要
じゅうだん会各行のフィンテック担当者が参加する「じゅうだん会FinTech 研究会」を定期的に開催
2.主な活動内容(予定)
(1) フィンテック関連サービスや最新技術についての幅広い情報収集や勉強会
(2) 参加行のフィンテック関連サービス検討状況の共有
(3) 参加行が導入済のフィンテック関連サービスの事例研究
(4) 複数行による特定のフィンテック関連サービスの詳細研究および共同導入検討
3.対象とする分野
個人財務管理、投資支援、Web 決済等、フィンテック関連サービス全般 特に共同版システムとデータ連携するサービスを中心に取組む
※フィンテック(FinTech)とは金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、主にIT を活用した革新的な金融サービス事業を指す
「じゅうだん会」とは 八十二銀行が開発する銀行の基幹系システムを共同利用する地方銀行7行が参加しています。 システムの共同化だけでなく、商品・サービス、事務処理手順の統一による共同化効果拡大を目指しています。
<参加行(地域順)>
山形銀行(頭取 長谷川 吉茂)、筑波銀行(頭取 藤川 雅海)、武蔵野銀行(頭取 加藤 喜久雄)、八十二銀行(頭取 湯本 昭一)、阿波銀行(頭取 岡田 好史)、宮崎銀行(頭取 平野 亘也)、琉球銀行(頭取 金城 棟啓)
以 上
(以下、省略)
(参照)八十二銀行のニュースリリース
https://www.82bank.co.jp/ct/other000012800/news20160719b.pdf