プリペイドカード等の発行・管理事業を展開するFinTech企業バリューデザインは6月30日、GMOペイメントゲートウェイから出資を受け入れたと発表した。
バリューデザインは、飲食チェーンや流通・小売業を中心に490社・48,000店舗超へ、プリペイドカードやプリペイド型電子マネー発行・管理サービス「バリューカードASPサービス」を提供している。
実店舗を保持するリアル業態へのサービス提供に強みを持つ同社は、ECを中心とするオンライン業態に対するサービス提供に強みを持つGMOペイメントゲートウェイと組むことで多くのシナジー効果が見込めると考え、今回の出資を受け入れたとしている。
以下に、バリューデザインのニュースリリースを引用する。
決済代行サービスのリーディングカンパニーGMOペイメントゲートウェイ株式会社より出資受入れ
日本のキャッシュレス決済サービスの拡大を目指す
株式会社バリューデザイン
2016年6月30日
株式会社バリューデザイン(東京都中央区、代表取締役社長 尾上 徹 以下 バリューデザイン)は、2016年6月30日 (木)に、総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを展開するGMOペイメントゲートウェイ株式会社(東京都渋谷区、東証一部:証券コード 3769、代表取締役社長 相浦 一成 以下GMO-PG)より、出資を受け入れました。今後、バリューデザインは、日本のキャッシュレス決済サービスの拡大を目指してまいります。
【提携の概要と目的】
バリューデザインは2020年までに約16兆円規模(※1)と見込まれるプリペイドカードの市場の成長を背景に、2006年7月の創業より今日に至るまで大手飲食チェーンや流通・小売業を中心に490社・48,000店舗超へ、プリペイドカード及びプリペイド型電子マネー発行・管理サービス「バリューカードASPサービス」を提供し、導入企業の販促・集客支援を行って参りました。
一方、国内では電子決済市場及びEC市場が継続的に成長を続けており、EC市場は2020年までに約23兆円までの拡大(※2)が期待されております(株式会社野村総合研究所推計)。この市況の中、GMO-PGはEC事業者やネットサービス事業者などに決済サービスを提供し、67,000店を超える加盟店を獲得、更なる事業の成長を継続しております。
バリューデザインは、立脚市場の拡大及び、それに伴う決済手段の多様化が進む中、実店舗を保持するリアル業態へのサービス提供に強みを持つバリューデザインと、ECを中心とするオンライン業態に対するサービス提供に強みを持つGMO-PGとで多くのシナジー効果が見込まれると考え、GMO-PGからの出資を受け入れました。今後バリューデザインは、顧客に対する決済サービスの拡充や、Fintech等の新領域の研究による新たなサービスの開発・提供、グローバルでの事業の加速などを目指してまいります。
また、この度の出資を契機に、GMO-PGとバリューデザインは、日本のキャッシュレス化の促進に向けた取り組みを目指して参ります。
(※1) 出典 :カード・ウェーブ/電子決済研究所/山本国際コンサルタンツ 「電子決済総覧 2015-2016」
(※2) 株式会社野村総合研究所推計
(以下、省略)