Home > ニュース > FinTechニュース > 住宅ローンFinTechのMFS、総額2億円を新規調達

住宅ローンFinTechのMFS、総額2億円を新規調達

住宅ローンファイナンスに特化したFinTech企業MFSは6月30日、グロービス・キャピタル・パートナーズを引受先として、2億円の第三者割当増資を実施したと発表した。

同社では今回調達した資金をもとに、住宅ローン比較アプリ「モゲチェック」にコンサルティングやローン分析機能を追加するほか、対面型住宅ローン借り換えコンサルティングサービス「モーゲージ・ネクスト」に関するシステム開発も行う。

以下に、MFSのニュースリリースを引用する。

住宅ローンファイナンスのMFS、総額2億円を新規調達グロービス・キャピタル・パートナーズから
成長を加速させ、住宅ローンファイナンスにおけるフィンテック企業のリーディングプレーヤーへ

株式会社MFS
2016年6月30日

住宅ローンファイナンスに特化し、フィンテックを活用したサービスを提供する株式会社MFS(東京都千代田区、代表取締役CEO:中山田明)は、2016年6月、株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ(東京都千代田区、代表パートナー:堀義人氏、略称GCP)を引受先として、第三者割当増資を実施しました。調達額は総額2億円です。

今回調達した資金をもとに、新サービス開発、開発部門の人員拡大、マーケティングの強化、および全国対応のオペレーション構築に注力します。サービスの向上とお客様の拡大を加速し、住宅ローンファイナンスにおけるフィンテック企業のリーディングプレーヤーを目指します。

増資に至った背景

2016年2月から導入されたマイナス金利の影響で住宅ローン金利が大幅に下落しており、住宅ローン借り換えニーズが急速に高まっています。そうした市場環境の中、4月に開始した住宅ローン借り換えをサポートするコンサルティングサービス「モーゲージ・ネクスト」は利用者から非常に大きな反響をいただいています。これを受け、サービス向上と利用者層拡大を加速するため、早急にシステム投資や人材採用を強化する必要があると判断しました。GCPはネット生命保険会社のIPO実績やフィンテック企業への投資の知見があり、最適なパートナーであると判断し、この度株主として迎え入れることを決定しました。

今後の事業展開

1.新サービスの開発

住宅ローン比較アプリ「モゲチェック」を進化させ、ローン比較に加えてコンサルティングやローン分析ができるよう機能を拡充する予定です。また、モーゲージ・ネクストでは10月から借入時のコンサルティングサービスを開始予定で、そのためのシステム開発を行います。
2.マーケティングの強化

住宅ローンの借り換えで返済額を減らせるユーザーは全国で600万人いると言われています。ユーザーを効率的に集客するため、自社メディアに加えて外部事業者との提携によるマーケティングを強化します。

3.開発部門の人員拡大

当社のエンジニアチームを拡充し、新サービス開発やマーケティング・コンサルティングの効率化を図る予定です。

4.全国対応オペレーションの構築

首都圏のみならず中京・関西・福岡エリアからの問い合わせが増えています。遠隔地のユーザーにスムーズなコンサルティング・申し込みサポートを実現するため、外部業者との提携も見据えたオペレーションを構築します。

(以下、省略)

 

(参照)MFSのニュースリリース

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000014407.html