金融機関システム概説について
当ページでは、銀行(預金取扱金融機関)や保険会社、証券会社、クレジットカード会社等における金融ITシステムの概要について解説します。
金融機関のシステムと一口で言っても、銀行、生命保険会社、損害保険会社、証券会社、クレジットカード会社ごとにシステム構成や機能が大きく異なります。
また、近年のICT技術の進歩や国際業務の進展などに合わせてシステムも日々進化を続けており、システム全体像が把握しづらくなっています。
このカテゴリでは、そのような金融機関システムの概要について、公開されている情報をもとに解説を行います。(なるべく信頼できる情報をもとに記載をしているつもりですが、誤った記載があればメールフォーム等からご連絡を頂けると幸いです。)
銀行システム
銀行システムは、預金・融資・為替といった主要業務を担う勘定系システムを中心に、全銀システム等との接続を担う対外系システム、市場取引等を行う資金証券系システム、外為業務等を担う国際系システムなどから構成されています。
銀行システムの個別システム
生命保険システム
生命保険システムは、保険の新規契約や各種管理業務、数理計算等を担う基幹系システムや、有価証券や財務貸付等の運用業務を担う資産運用システムなどから構成されています。
損害保険システム
損害保険システムは、損害保険の新規計上、契約管理、請求・入金などを担う基幹システムや、事故調査を受け付け保険金支払いを行う損害調査システムなどから構成されています。
証券会社システム
証券会社システムは、注文業務や発注業務、資金や証券の決済業務等を担う基幹系システムや、インターネット経由で個人投資家の証券取引を処理するオンライントレードシステムなどから構成されています。
クレジットカード会社システム
クレジットカード会社システムは、入会審査や途上与信、売上請求管理等を行う業務系システムや、オーソリゼーション機能を担う対外接続系システム、データベースマーケティング等を担う情報系システムなどから構成されています。