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三井住友カード、手のひら認証による決済などの実証実験を開始

三井住友カードとパナソニックシステムネットワークス、大日本印刷の3社は6月21日、経済産業省の「IoT活用おもてなし実証事業」において、本年10月から関西国際空港などにおいて、訪日外国人に対し新しい決済・サービス等を提供する実証実験を開始すると発表した。

この実証実験では訪日外国人に対し、手のひら認証による決済サービス「トータルウォレットサービス」や、デジタルサイネージとスマホを組み合わせた「おもてなしマーケティングサービス」、母国語に応じた接客を支援する「インタラクティブショッピングサービス」などを提供する。

3社では、この実証結果をベースに「決済の利便性向上、社会的に有効な情報分析・活用、高いセキュリティを実現する決済・個人認証プラットフォーム」である「トータルウォレット」の具体化に取り組むとしている。

以下に、三井住友カードのニュースリリースを引用する。

経済産業省「IoT活用おもてなし実証事業」として、パナソニック、大日本印刷と協働し、関西にて訪日外国人に対し、手のひら認証による決済などの新たな旅客体験を提供

三井住友カード株式会社
2016年06月21日

三井住友カード株式会社(本社:東京都港区、社長:久保 健、以下 三井住友カード)は、パナソニック システムネットワークス株式会社(以下パナソニック)が委託を受けた、経済産業省の公募事業「IoT推進のための新ビジネス創出基盤整備事業(IoT活用おもてなし実証事業)」において、パナソニックおよび大日本印刷株式会社(以下 大日本印刷)と協働し、2016年10月より2017年2月まで関西国際空港(関西エアポート株式会社)、なんばCITY(南海電気鉄道株式会社)、海遊館・天保山マーケットプレース(株式会社海遊館)を実証フィールドとした訪日外国人に対する高度で先進的な決済・サービス等の新たな旅客体験を提供する実証実験を開始します。

本実証では、「光ID」(※1)・手のひら認証(※2)・レコメンドエンジン(※3)・属性情報連携基盤等の先進技術と、スマートフォンや電子看板・店舗タブレット等のデバイスネットワークを結びつけることによって、訪日外国人に対し「手のひら認証による簡単・便利な決済」「母国語・嗜好にマッチした情報取得」「お店での言葉の壁を超えたショッピング」体験を提供します。

パナソニック、三井住友カードおよび大日本印刷では、本実証をベースに「決済の利便性向上、社会的に有効な情報分析・活用、高いセキュリティを実現する決済・個人認証プラットフォーム」である「トータルウォレット」の具体化に取り組むとともに、2018年社会実装に寄与すべく機能強化・地域拡大を図っていきます。

【3社の役割】

  • パナソニック:実証とりまとめ、サービスコンテンツおよびシステム導入とりまとめほか
  • 三井住友カード:加盟店契約、旅前プロモーションほか
  • 大日本印刷:新たな決済方式ゲートウエイほか
  • ※1「光ID」:LED光源から送信されるさまざまな情報を搭載したID信号(「光ID」を、スマートフォンのイメージセンサーと専用アプリを用いて高速受信する技術。詳細は、http://panasonic.biz/it/light-id/
  • ※2手のひら認証:技術提供パートナー ユニバーサルロボット株式会社
  • ※3レコメンドエンジン:技術提供パートナー サイジニア株式会社

※トータルウォレットサービス実証は「天保山マーケットプレース」のみで実施いたします。

(以下、省略)

 

(参照)三井住友カードのニュースリリース

https://www.smbc-card.com/mem/company/news/news0001179.jsp