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楽天証券、7月からロボアドバイザー「楽ラップ」を開始

楽天証券は6月14日、大手ネット証券で初となる投資一任型ロボアドバイザーサービス「楽天証券ラップサービス(楽ラップ)」を7月2日(土)から開始すると発表した。

楽ラップでは、ポートフォリオ選定に、Finatextと共同開発した「ロボ・アドバイザー」診断ツールを活用する。16問の選択式の質問にネット上で答えることで、顧客の資産形成の目的と適性に合ったポートフォリオが自動的に選定される。

また手数料を、業界最低水準となる最大年率0.990%(税込)まで削減するほか、グローバル・トップ・プレーヤーと協働する運用体制を構築するとしている。

以下に、楽天証券のニュースリリースを引用する。

ロボ・アドバイザー・ラップサービス “楽ラップ” 、7月2日(土)からいよいよサービス開始!
~業界最低水準※1の手数料、組入れファンドを決定~

楽天証券
2016年6月14日

楽天証券株式会社(代表取締役社長:楠 雄治、本社:東京都世田谷区、以下「楽天証券」)は、大手ネット証券※2で初めて※1の投資一任型運用サービス「楽天証券ラップサービス(愛称:楽ラップ)」を2016年7月2日(土)から受付開始することをお知らせいたします。また、業界最低水準となる手数料と組入れファンドも決定しましたので、あわせてお知らせいたします。

近年ではNISAの開始など、より長期的資産形成のための運用ニーズが高まっております。しかしながら、個人のお客様からは長期的な運用を望むものの、どの投資商品を選べばよいかわからない、投資のタイミングがわからない、自分の投資目的や期間にあわせて最適な運用をしてほしい、といった声も多数あり、これらの声にお応えするため、ラップサービスの提供を開始することといたしました。
従来のラップサービスは、対面チャネルが中心となっており、手数料が高く、高額な投資金額も必要でした。しかし、“楽ラップ”は、インターネット上で完結でき、コストも低くすることで、ラップサービスを利用する敷居を下げ、多くの投資家が簡単に始めることができる革新的なサービスです。

“楽ラップ”の特徴は、①業界最低水準の手数料(最大年率0.990%(税込)※3)、②投資初心者でも始めやすい最低投資金額(10万円)、③高度な運用手法を駆使した低コストファンドへの投資、④グローバル・トップ・プレーヤーと協働する運用体制、⑤フィンテックを活用したロボ・アドバイザーによるポートフォリオ選定です。

① 業界最低水準となる手数料(最大年率0.990%(税込))

“楽ラップ”の手数料(表1)は、ラップサービスの運営・管理費用及び組入れる投資信託の投資運用に係る費用を合計しても、業界最低水準となる最大年率0.990%(税込)まで引き下げました。ラップサービスの運営・管理費用を既存のサービスに比べて大きく削減し、さらに資産運用会社との協働により革新的な低コストのファンドを開発することで、組入れる投資信託の投資運用に係る費用も大きく削減しました。また、従来からあるラップサービスの多くはラップ契約に係る費用のみを開示していましたが、“楽ラップ”では、信託報酬などのすべての費用を開示することで、高い透明性を担保し、お客様に納得して購入していただけるようにしました。

② 投資初心者でも始めやすい最低投資金額(10万円)

大手対面証券では最低投資金額が数百万円となっており、投資初心者にはなかなか始めることができず、加えて上場投資信託(ETF)などを用いているために少額では十分な投資効果が得られなくなっていました。しかし、“楽ラップ”では、最低投資金額を10万円とし、従来のサービスと比べて大きく引き下げました。また、資産運用会社との協働により、投資金額の多寡にかかわらず、高品質なサービスを提供することができるようにしました。

③ 高度な運用手法を駆使した低コストファンドへの投資

“楽ラップ”が投資するファンドは、楽天証券において流動性、価格の透明性、運用実績、運用手法、運用体制等を多角的に評価して選定しています。今回、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社(以下「SSGA」)とDIAMアセットマネジメント株式会社(以下「DIAM」)が提供する低コストのインデックス・ファンド(表2)を投資対象としています。これらは、信託報酬などの費用が非常に低く、最低投資金額も大きく引き下げたファンドでありながら、グローバルな運用体制を持ち、指数への高い追随性を実現する手法で投資が行われる優れたファンドです。

④ グローバル・トップ・プレーヤーと協働する運用体制

“楽ラップ”では、世界で総額9.2兆米ドルを超す資産残高に対して資産運用サービスを提供するグローバル・コンサルティング・ファームのマーサーからの資産配分(アセットアロケーション)及び時間の経過とともに変化していくポートフォリオの見直しについての助言をもとに運用を行います。また、運用にあたり、米国最大級の資産運用会社のSSGAからターゲット・ボラティリティ・トリガー(TVT)戦略の助言を受けます。TVT戦略は、急激な相場変動が起こると機動的に株式の配分を下げて債券や現金の配分を増やすことで投資家の資産の毀損を防ぐことに大きな効果を発揮する戦略です。楽天証券が世界で活躍するプロフェッショナルと協働することによって、高いコストパフォーマンスの運用サービスを提供します。

⑤ フィンテックを活用したロボ・アドバイザーによるポートフォリオ選定

金融アプリサービスや投資信託APIなどを提供する新興フィンテック企業の株式会社Finatextと共同で「ロボ・アドバイザー」診断ツールを開発しました。対面の金融機関等で提供されている従来のファンド・ラップでは、担当者がお客様に対してアンケート形式のヒアリングを行い、そこで得られた情報をもとにポートフォリオの提案を行っておりますが、“楽ラップ”では難しい金融知識がなくても簡単に答えらえるような16問の選択式の質問にインターネット上で答えることで、お客様の資産形成の目的と適性に合ったポートフォリオを選定いたします。

楽天証券は、今回の“楽ラップ”の提供を通じてお客様の長期の資産形成のお役に立ちたいと考えております。今後も、「スピード」と「イノベーション」を旨とし、お客様のためになる商品・サービスのご提供に努めてまいります。

※1 本プレスリリース時点
※2 SBI証券、松井証券、カブドットコム証券、マネックス証券、当社
※3 ラップサービスの運営・管理費用及び組入れる投資信託の投資運用に係る費用の合計の最大値です。詳細は表1をご覧ください。

(以下、省略)

 

(参照)楽天証券のニュースリリース

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/company/newsrelease/pdf/press20160614-02.pdf