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KUFU、労務手続きを自動化する「SmartHR」においてAPIを公開

KUFUは5月25日、社会保険・雇用保険の手続きを自動化するサービス「SmartHR」において、他社製クラウドサービスとデータ連携が可能になるAPI機能「SmartHR for Developers」を公開した。

SmartHR 上に登録されている自社の従業員情報を、各種クラウドサービスとデータ連携させることのできるAPIや、Webhookを公開。これらを活用することで、従業員の入退社をトリガーにして、各種クラウドサービスへの従業員情報の登録やチャットでの通知、登録されている従業員データを用いた様々な二次活用が可能となる。

すでに、マネーフォワード社をはじめとするクラウドサービス4社との連携及び連携に向けて協議を進めており、6月以降に順次データ連携を開始する。

以下に、KUFUのニュースリリースを引用する。

労務手続きを自動化する「SmartHR」がAPIを公開。マネーフォワード社、ソネット社等とシステム連携を開始。
~公開から半年で利用企業は1,000社を突破!~

KUFU
2016年5月25日

株式会社KUFU(東京都港区、代表取締役 宮田昇始)は、社会保険・雇用保険の手続きを自動化するクラウド型ソフトウェア『SmartHR』において、他社製クラウドサービスとデータ連携が可能になる『SmartHR for Developers』を公開しました。

すでに株式会社マネーフォワードをはじめとするクラウドサービス4社との連携及び連携に向けて協議を進めており、6月以降順次データ連携を実施してまいります。

また、SmartHR 導入企業であれば、内製の社内システムと、SmartHR の自社アカウントをシステム連携させることも可能になります。先行して株式会社メルカリ、株式会社VASILY等では社内システムへの連携を開始しています。

■ SmartHR for Developers によって可能になること

SmartHR for Developers では、SmartHR 上に登録されている自社の従業員情報を、各種クラウドサービスとデータ連携させることのできるAPIや、Webhookを公開しています。

開発者向けサイト『SmartHR for Developers』 https://developer.smarthr.jp/

これらを活用することで、従業員の入退社をトリガーにして、各種クラウドサービスへの従業員情報の登録や、Slackなどのチャットでの通知、登録されている従業員データを用いた様々な二次活用が可能になります。

将来的には、外部サービスからデータを取り込んで必要手続きを自動作成する機能や、シングル・サインオンを活用した各種クラウドサービスのアカウント管理など、随時拡張させていきます。

■ 先行してデータの連携が可能な4つのクラウドサービス(連携予定含む)

5/25 現在、4社のクラウドサービスとのデータ連携を開始、および開始を予定しており、さらに今後も様々なクラウドサービスと連携を行っていきます。

1. クラウド給与計算ソフト『MFクラウド給与』 https://biz.moneyforward.com/payroll

株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型の給与計算ソフトです。SmartHRと連携させることにより、入社手続きを行った従業員情報を、1クリックでMFクラウド給与に取り込むことが可能になります。

従来、給与計算ソフトには社会保険関係の情報を含む膨大な従業員データの入力が必用でしたが、今回の連携により1クリックで完結するため、入力の二度手間を防ぎます。同連携は、本日5月25日に開始しています。

2. クラウド型採用管理サービス『Talentio』 https://corp.talentio.com/

株式会社キメラが提供する採用管理サービスです。SmartHRとの連携では、入社が決定した内定者のデータを1クリックで同期し、そのまま入社手続を行えるような仕組みを予定しています。将来的には在籍期間まで含めた採用KPIの分析機能の追加も視野にいれています。

3. クラウド型勤怠管理システム『AKASHI』 https://ak4.jp

ソネット株式会社が本日公開した新しいクラウド型勤怠管理システムです。SmartHRとの連携では、勤怠データを1クリックで取り込み、勤務実績に応じて必用な手続きの有無を自動判別、そのまま手続を作成、役所へWeb申請まで行えるような仕組みを予定しています。

4. 受託ビジネスに特化したクラウド型業務サービス『board』 https://the-board.jp/

ヴェルク株式会社が提供する、受託ビジネスに特化したクラウド型業務システムです。請求書や見積書の発行から、営業の見込み管理・損益管理・経営分析まで行うことが可能です。SmartHRとの連携では、SmartHRが持つ人事情報を活用し、人件費まで考慮された案件単位の損益管理機能を予定しています。

■ 社内システムとの連携も可能に! 先行して株式会社メルカリ、株式会社VASILY等で取り組みを開始

また、SmartHR導入企業であれば、内製の社内システムと、SmartHRの自社アカウントをシステム連携させることも可能になります。従業員の入退社をトリガーにして、社内システムや、受付アプリにアカウントを作成したり、従業員の情報更新を取得し、連携する従業員マスターとの同期などが可能になります。

株式会社メルカリ、株式会社VASILY等では先行して社内システムへの組み込みを開始しています。

SmartHR を契約している企業であれば無料で利用可能です。管理画面よりアクセストークンを発行して即日利用開始できます。

■ 今後の展開

経営者は経営に、人事担当者は採用や制度づくりに集中でき、従業員はよりよい環境で安心して働くことができる。そのような社会を、私達は SmartHR で実現します。

(以下、省略)

 

(参照)KUFUのニュースリリース

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000015987.html