あおぞら銀行、BeSTAcloudへの勘定系システム移行が完了

あおぞら銀行は5月2日、4月29日から5月1日にかけて実施した勘定系システムの移行作業が無事に完了したことを明らかにしました。

これまで同行はIBM製メインフレーム上で独自開発した勘定系システムアプリケーションを稼働させていましたが、今回、NTTデータが開発・運営する勘定系システムの共同サービス「BeSTAcloud」へ移行。商品・サービスの迅速な提供やシステムの安定稼働、BCP対策の強化を狙います。

BeSTAcloudは、勘定系パッケージBeSTAをマルチテナント型で提供するNTTデータのクラウド型サービス。これまでフィデアホールディング傘下の北都銀行と荘内銀行が利用を開始しており、あおぞら銀行の稼働で3行目となります。BeSTAパッケージが地方銀行や協同組織金融機関以外に導入されるのは初めてのケースです。

あおぞら銀行は2013年2月に公表した経営健全化計画において、中期経営戦略の一環として長年の経営課題である勘定系システムの更改を推進してきました。それ以前には新生銀行との経営統合が白紙になるなど、勘定系システムの更改には紆余曲折がありましたが、今回の更改により大きな経営課題の1つが解消されたことになります。

今回の5月ゴールデンウィーク中には、あおぞら銀行以外で福島県の大東銀行のシステム移行も予定されています。

以下に、あおぞら銀行のニュースリリースを引用します。