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TKC、財務会計FXシリーズに預金明細などを収集する「FinTechサービス」を提供へ

TKCは3月30日、本年6月より同社の財務会計システム(FXシリーズ)に、預金・クレジットカード取引明細データを自動収集する「FinTechサービス」を提供すると発表しました。

TKCのデータセンターを利用した「FinTechサービス」を経由して、全国の金融機関からインターネットバンキングやクレジットカード、電子マネーなどの取引明細データを自動収集し、それを財務会計システム(FXシリーズ)に取り込むもの。2015年4月に提携したマネーツリー社と共同開発したとのことです。

取引明細データを会計システムに取り込む際に、自動的に差分データのみを取得し、現金預入・引出取引、銀行の口座間振替取引を自動でチェックするほか、カード利用明細書とカード利用時の未払金計上仕訳をチェック(突合)する機能を有しています。

以下に、TKCのニュースリリースを引用します。

FinTechサービスに連動 TKC財務会計システム(FXシリーズ)を機能強化

株式会社TKC
2016年3月30日

株式会社TKC(代表取締役社長:角 一幸/本社:栃木県宇都宮市)は、6月より預金、クレジットカード明細からの取引データ収集の自動化を図るサービスを、TKC財務会計システム(FXシリーズ)の機能強化として提供いたします。

これは、TKCのデータセンターを利用したクラウドサービス「FinTechサービス」を経由して、インターネットバンキングやクレジットカード、電子マネーなど全国の金融機関の取引明細データを自動収集し、それを当社の財務会計システム(FXシリーズ)に取り込むことで適時・正確な仕訳計上を行えるようにするものです。

近年、利便性の高さからクラウド会計などのFinTechサービスの利用が急速に拡大しています。しかし、企業が同サービスを利用して金融機関の入出金明細やクレジットカードの支払明細などの取引データを会計システムに取り込む場合、データの「取り込み漏れ」や「二重取り込み」、また銀行の口座間取引などによりデータが「重複計上」されてしまうなどの問題が発生する可能性があります。適正な会計処理を実施するためには、これらのデータを正確かつ効率的に把握した上で仕訳を修正するなど、簿記会計に精通した担当者が対応を行う必要があります。

そこでTKCでは、取引明細データを会計システムに取り込む際に、①自動的に差分データのみを取得する、②現金預入・引出取引、銀行の口座間振替取引を自動でチェックする、③カード利用明細書とカード利用時の未払金計上仕訳をチェック(突合)できる――ことで漏れやダブり、重複計上といった問題を解消します。

これにより、TKCの財務会計システムを利用する中堅・中小企業の経理事務の省力化を図るとともに、正確な財務状態を迅速に把握することで企業経営者の意思決定を支援します。

TKCでは、FXシリーズの提供を通して、中堅・中小企業における早期決算の実現と企業経営者の意思決定に資するため、TKC会員(税理士・公認会計士等)とともに寄与してまいります。

サービスの概要

TKCのデータセンターを利用したクラウドサービス「FinTechサービス」*1を経由して、インターネットバンキングやクレジットカードなど全国の金融機関の入出金明細やクレジットカードの支払明細等の取引明細データを自動収集し、それをTKCの財務会計システム(FX4クラウド、FX2、e21まいスター)に取り込むことで、適時・正確な仕訳計上を行えるようにするサービスです。

*1 2015年4月に提携したマネーツリー社と共同開発したものです。

対象:FXシリーズを利用する中堅・中小企業および個人事業者

※同サービスを利用いただくためには、「FX4クラウド」、「FX2」、「FX2個人事業用」、「e21まいスター」「e21まいスター個人事業用」のうちいずれかの利用契約が必要となります。

※FXシリーズの利用には、別途TKC会員会計事務所との顧問契約が必要です。

(以下、省略)

 

(参照)TKCのニュースリリース

http://www.tkc.jp/news/2016/20160330