クレディセゾンは3月28日、出資先であるアイリッジに追加出資し、同社の既存株主であるデジタルガレージを含めた3社の業務連携をより一層強化した上で、FinTechソリューションの共同開発を推進すると発表しました。
アイリッジは、O2Oソリューション「popinfo」など企業のO2O支援に強みを持っており、デジタルガレージはオンライン決済事業のほ、ブロックチェーンを活用した決済などの研究開発に力を入れています。
今回の提携では、アイリッジのスマホに関するソリューション力と、デジタルガレージのブロックチェーンを活用した決済などの研究開発、そしてクレディセゾンの顧客基盤などを組み合わせ、次世代のFinTechソリューションを実現するとのこと。
なお、最先端技術の導入にあたっては、デジタルガレージの投資先でありブロックチェーン企業「Blockstream社」との連携を図るとしています。
以下に、クレディセゾンのニュースリリースを引用します。
クレディセゾン、アイリッジに追加投資しデジタルガレージとの三社連携を強化
スマホ向けO2Oとブロックチェーンを活用したFinTechソリューションを共同開発へ
クレディセゾン
2016年3月28日
株式会社クレディセゾン(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:林野宏以下クレディセゾン)は、出資先である株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田健太郎、以下アイリッジ)の発行済み株式約8.7%を追加取得し、同社の既存株主である株式会社デジタルガレージ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼グループCEO:林郁、以下デジタルガレージ)を含めた3社の業務連携をより一層強化することで、近い将来到来する世界的な金融イノベーションの時代に向けたFinTechソリューションの共同開発を推進します。
アイリッジのスマートフォンを用いたO2O(online to offline)プラットフォームなどに代表されるスマホ総合ソリューション力と、デジタルガレージのオンライン決済事業および同社が推進するブロックチェーンを活用した決済などの研究開発、そしてクレディセゾンの顧客基盤やカード事業で培った決済ノウハウを組み合わせ、次世代のFinTechソリューションを実現します。
なお、このような最先端技術の導入にあたっては、デジタルガレージが推進する研究開発活動であるDG Lab(*)を活用し、同社の投資先でありブロックチェーン技術を有するBlockstream社との連携を図ることでビットコインに代表される仮想通貨や、ブロックチェーン技術を積極的に取り込み、国際競争力を高めてまいります。
【クレディセゾンについて】
http://www.saisoncard.co.jp/
サービス先端企業として常に徹底した顧客志向を貫き、独自性の高い商品・サービスを提供しています。「セゾンカード」と「UCカード」の2つのブランドからなる3,500万人の顧客基盤を武器にさまざまな企業との連携を通じて、キャッシュレス社会の実現に向けて、カード利用シーンの拡大に努めています。また、多種多様な提携パートナーと共に、カードビジネスに加え、ネットビジネスやファイナンスビジネス、海外ビジネスなど幅広く事業を展開しています。
【アイリッジについて】
http://iridge.jp/
株式会社アイリッジ(2008年設立)は、「インターネットを通じて、世の中に新しい価値を創り続けていく」という理念のもと、企業のO2O支援を行っています。当社のO2O支援はスマートフォンを利用したもので、①O2Oソリューション「popinfo(ポップインフォ)」の提供、②O2Oアプリの企画・開発、③集客・販促等を中心とした企画・運用支援(O2Oマーケティング)をサービスとして提供しており、O2Oやスマートフォン向け位置連動型サービスの分野では業界トップクラスの実績があります。
【デジタルガレージについて】
http://www.garage.co.jp/
デジタルガレージはインターネットサービスにおける投資・育成支援事業、マーケティング事業、グローバルオンライン決済事業の三つの事業に注力しています。1995年の設立以来、ポータルサイト、eコマース、インターネット広告代理事業、モバイルコミュニケーション事業、ブログやSNSなど、常にインターネットにおける最新技術をビジネスとして展開してきました。現在、新たな事業の柱を技術シーズから育てることを目的とした研究開発組織「DG Lab」(*)の設立準備を進めています。DGLabの研究テーマの一つとして「ブロックチェーン」を選びました。
(以下、省略)