Home > ニュース > FinTechニュース > あおぞらとGMO、FinTechに対応する新しいネット銀行を29年度中に開業へ

あおぞらとGMO、FinTechに対応する新しいネット銀行を29年度中に開業へ

あおぞら銀行とあおぞら信託銀行、及び、GMOインターネットとGMOクリックホールディングスは3月18日、昨年6月に公表していた、あおぞら信託銀行をベースとしたインターネット銀行に関する検討状況を明らかにしました。

発表された内容によると、GMOインターネット及び、GMOクリックホールディングスが、あおぞら信託銀行に出資し、あおぞら銀行と共に株主となった上で、インターネット銀行事業を共同運営するというスキーム。あおぞら信託銀行における既存の信託業務は引き続き提供し、平成29年度中にインターネット銀行としての営業を開始すること目指しています。

新しいインターネット銀行では、FinTechなどの情報通信技術の発展と利用者の行動変化に対応した、金融とITの融合によるイノベーションによって新しい金融サービスを提供することを目的としています。

具体的には、インターネットを活用して事業を展開している中小企業・小規模事業者を中心に、生産性の向上に直結するサービスや新たな形態での融資、GMOクリック証券との銀証連携サービスなどのサービスの提供を検討しているとのこと。

以下に、あおぞら銀行のニュースリリースを引用します。

インターネット銀行の共同運営に関する検討状況のお知らせ

株式会社あおぞら銀行
あおぞら信託銀行株式会社
GMOインターネット株式会社
GMOクリックホールディングス株式会社
2016年3月18日

GMOインターネット株式会社(以下、GMOインターネット)とGMOクリックホールディングス株式会社(以下、GMOクリックホールディングス)、及び、株式会社あおぞら銀行(以下、あおぞら銀行)とあおぞら信託銀行株式会社(以下、あおぞら信託銀行)は、平成27年6月29日に公表しました「株式会社あおぞら銀行とのインターネット銀行共同運営に関する検討開始について」及び「インターネット銀行の共同運営に関する検討開始について」において述べました、あおぞら銀行の完全子会社であるあおぞら信託銀行を活用したインターネット銀行の共同運営に関する検討状況につき、以下のとおりお知らせいたします。

1.背景・目的
  • (1)近年、IT分野の技術革新により、顧客行動や社会生活に大きな変化が生まれています。金融業においても、FinTech(フィンテック)と呼ばれるITを活用した金融周辺業務の利便性を高めたサービスが高い注目を浴びており、既存の枠組みにとらわれない新しい金融サービスを提供しようとする動きが活発化しています。
  • (2)このような状況の中、GMOインターネットとGMOクリックホールディングス、及び、あおぞら銀行とあおぞら信託銀行は、情報通信技術の発展と利用者の行動変化に対応した、金融とITの融合によるイノベーションによって新しい金融サービスを提供することを目的として、次世代型インターネット銀行の共同運営について検討を継続しております。
2.各社の役割・商品サービス・共同運営スキーム
  • (1)GMOインターネットグループの事業基盤及びインターネット技術に関する経験・ノウハウ、並びに、あおぞら銀行の銀行業務全般に関する経験・ノウハウを活用し、新しい金融サービスを提供していく方針です。
  • (2)商品及びサービスの詳細につきましては、協議を重ねていますが、インターネットを活用して事業を展開している中小企業・小規模事業者のお客様を中心に、生産性の向上に直結するサービスや新たな形態での融資、GMOクリックホールディングスの完全子会社であるGMOクリック証券株式会社との銀証連携サービスなど、魅力あるサービスの提供を検討しております。
  • (3)共同運営スキームにつきましては、GMOインターネット・GMOクリックホールディングスが、あおぞら信託銀行に出資することにより、あおぞら銀行と共に株主となり、インターネット銀行事業を共同運営していくことを検討しております。

なお、あおぞら信託銀行における既存の信託業務につきましては、従来同様のサービスを継続して提供してまいります。

3.今後のスケジュール

関係当局の承認を含めた諸手続きを進め、平成29年度中にインターネット
銀行としての営業を開始することを検討しております。

(以下、省略)

 

(参照)あおぞら銀行のニュースリリース

http://www.aozorabank.co.jp/about/newsrelease/2016/pdf/16031801_n.pdf