琉球銀行は2月5日、SBIホールディングスの100%子会社であるSBIインベストメントが運営する「FinTechファンド」に1億円を出資すると発表しました。
このFinTechファンドは昨年12月にSBIが設立したもので、FinTech に関連する独自性の高い技術・サービスを保有する日本国内外の未公開企業を投資対象とし、出資者と投資先企業による連携や新しく革新的なサービス等の創出を推進することを目的としています。
昨年12月のSBIの公表資料では、横浜銀行、山陰合同銀行を始めとする地方銀行、三井住友信託銀行、ソニーフィナンシャルホールディングス、信用金庫等の金融機関、ソフトバンク、グローリーが出資済みまたは出資予定とされており、その後北都銀行も出資を発表しています。
以下に、琉球銀行のニュースリリースを引用します。
「FinTechファンド」への出資について
株式会社琉球銀行
2016年2月5日
琉球銀行(頭取 金城 棟啓)は、SBIホールディングス株式会社(代表取締役執行役員社長 北尾 吉孝)の100%子会社であるSBIインベストメント株式会社(代表取締役執行役員社長 川島 克哉)が設立・運営する「FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合」(以下「FinTechファンド」と言う。)に出資いたしましたのでお知らせします。
近年、インターネット、クラウド、モバイルといったIT分野の技術革新により、新たなテクノロジーやサービスを活用した異業種の企業やベンチャー企業が金融産業へ進出し、従来の金融サービスを代替しようとする潮流が世界的に進んできております。このようなITを活用した金融産業に関わる新たなテクノロジー・サービスはFinTechと呼ばれており、顧客利便性の向上や金融機関としての独自性・差別化を実現するソリューションとして、金融関係者のみならず行政機関からも注目を浴びています。
FinTechファンドは、FinTechの領域においてイノベーション創出が期待できる独自性の高い技術・サービスを保有し、今後成長が見込まれる日本国内外の未公開企業を投資対象としており、出資者(金融機関やFinTechに関連する事業会社)と投資先企業とのオープンイノベーションを推進し、企業価値の向上を目指すファンドです。
琉球銀行は、本件ファンドへの出資を通じてFinTech企業との協働に取り組み、中期経営計画「Shared Value 2015」に掲げるOne to Oneマーケティング態勢の確立を目指してまいります。
(以下、省略)