ヤフー子会社のワイジェイFXは2月2日、元従業員が顧客情報18万件超と営業秘密情報を会社で無断で社外に持ち出し、これらの情報がインターネット上で第三者に閲覧可能な状態になっていたことを公表しました。
持ち出されたのは合計185,626件の情報で、そのうち閲覧可能な状態には置かれていたもののアクセスがなかった情報が128,220件、検索エンジンにより自動巡回された情報が56,665件、第三者により閲覧があった情報が741件となっています。
元従業員による顧客情報などの持ち出しについて
ワイジェイFX
2016年2月2日
このたび、弊社の元従業員が弊社サービスの顧客情報18万件超および営業秘密を無断で社外に持ち出し、インターネット上で保存していたため、その情報がインターネット上で閲覧可能な状態であったことが判明しました。弊社は発見後直ちに調査を行い、当該情報へのインターネットからのアクセスを遮断しました。また、元従業員が個人で所有する端末などに保存していた当該情報の削除を求めるとともに、その端末などは現在弊社にて保管しています。
なお、インターネット上のアクセスログを解析した結果、持ち出された185,626件の情報に対する影響は、以下の通りであることが判明しました。
・閲覧可能な状態には置かれていたが、アクセスがなかった情報 128,220件
・検索エンジンの自動巡回装置によりアクセスがあった情報※ 56,665件
・第三者により閲覧があった情報 741件(氏名+取引情報等が2件、取引情報等のみが739件)
※検索エンジンの自動巡回装置は、検索結果を表示するために機械的にインターネット上の情報を収集するものです。特定のユーザーが意図的にアクセスするものとは異なりますので、お客様の情報自体が第三者に閲覧があったことを示すものでありません。
お客様ならびに関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をお掛けいたしますことを、深くお詫び申し上げます。 弊社ではこのたびの事態を厳粛に受け止め、セキュリティ体制および社員教育を一から見直して再発防止を徹底するとともに、お客様の信頼を回復すべく、全社を挙げて取り組んでまいります。
(以下、省略)