山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の3行を傘下に持つ山口フィナンシャルグループは10月4日、インテックのクラウド型CRMシステム「F3(エフキューブ)クラウド」を採用すると発表した。
同FGの3行(山口銀行・もみじ銀行・北九州銀行)はこれまで、CRMシステムをオンプレミス型で利用していたが、今回クラウド型システムの導入を決定し、運用をインテックに委託する。今年12月にサービスを開始する予定だ。
「F3クラウド」は、利用するコンポーネントとユーザ数による従量課金制を採用し、数年ごとの機器やソフトウェア更新費用を不要にしている。また機能面では、窓口でのコンプライアンス支援、預かり資産販売支援、地図情報、モバイルアプリケーション、商流把握などのオプション選択を可能にしている。
「F3クラウド」は近年、地方銀行での採用数を伸ばしており、今年度はすでに10行を超える金融機関に採用されているという。インテックでは、情報システムの導入や運用のコストといった負担を軽減したい銀行に選ばれているとする。
同社ではさらに、F3シリーズの最新サービスである「iCRM(インターネットやモバイル活用型次世代CRM)」と標準連携し、地方銀行の地域支援をサポートしていく方針だ。