宮城県の七十七銀行は9月27日、NTTデータのRPAソフトウェアを活用して、業務効率化の試行を開始したと発表した。
今回の試行では、NTTデータのRPAソフトウェア「WinActor」を用いて、営業店から定期的に報告を受ける事務処理状況の集計・照合業務を自動化する。
すでに8月より、RPAの業務への適合について検討を行っており、業務の自動化や時間短縮などの一定の効果を確認できたという。
9月より今回の試行を開始し、試行実施後に効果を検証した上で11月からの本格導入を目指す。
同行では、生産性の向上により創出した時間を新たな価値の創造に充てていくために、RPAによる業務の効率化を積極的に進めていくとしている。
RPAの適用については、主要行や保険業界での取り組みが先行していたものの、広島銀行と富士通が同様の実験を開始するなど、地銀業界でも適用が急速に進みつつある。今後、その他の地銀でも取組みが進みそうだ。