日本ATMは9月26日、岐阜県の十六銀行と沖縄県の琉球銀行が、日本ATMが運営する「銀行手続の窓口」において、「相続受付」業務の取扱いを開始すると発表した。
「銀行手続の窓口」は、転居などで首都圏に住む地銀の顧客に、住所変更やキャッシュカード再発行などの取次業務を提供する共同型の窓口。2015年から東京駅店でサービス提供しており、本日から新宿郵便局内に新たに「新宿駅店」を開設している。
今回開始する「相続受付」業務では、相続手続について、手続きの流れや必要書類の取得方法など、相続手続に関する一般的な事項を説明するほか、書類の点検や銀行への送付などの相続手続きをサポートする。
また、日本ATMでは顧客に代わって司法書士などの専門家が相続手続きを代行するサービス「ATMJ相続手続きサービス」も併せて開始した。
例えば、戸籍謄本収集・相関図作成代行サービスや遺産分割協議書作成サービスなどのメニューを準備している。
被相続人・相続人の居住地に関わらず、全国ネットワークでの対応が可能だという。
預金流出防止のために、地方銀行にとって相続業務の高度化は喫緊の課題。今回のサービスは、注目を集めそうだ。