損保ジャパン日本興亜は8月14日、全国約300箇所の保険金サービス拠点において、NTTコミュニケーションズの音声認識技術を活用した「AI音声認識システム」を導入すると発表した。導入予定時期は来年2月。
今回のシステムでは、NTTグループのAI技術を活用した音声マイニングシステム「ForeSight Voice Mining」を採用し、顧客との通話内容をリアルタイムでテキストデータ化。
データ化した音声をもとに、キーワードによる音声抽出や再生、「NGワード」登録によるアラート、リアルタイムモニタリング、感情分析機能による応対品質の分析を行う。
これにより同社では、入力業務などの事務の効率化のほか、顧客対応の品質向上を狙う。
さらに、音声・テキストデータを蓄積のうえ分析・活用し、品質・効率の向上を目指すための新たなAIの開発に着手するという。