三井住友海上は7月5日、アクセンチュアと共同で、全社的にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入すると発表した。
同社では今年の1月以降、アクセンチュアの最新分析ツールを用いて、本社部門、営業部門、損害サービス部門の社員が使用するPC数十台分の操作ログを詳細に分析。その結果、全体業務時間の約18%がRPAによる自動化の余地が高いことが判明したという。
具体的には、これまで手入力していた傷害保険の事故受付業務などを自動で処理できるようにする。
また今後、全社の業務に対して分析ツールを適用させた調査を進め、業務自動化の範囲を拡大する。
金融業界でのRPA適用事例としては、三菱東京UFJ銀行の事例が有名。他の金融機関においても、RPAの適用が広がりそうだ。