SBIホールディングス傘下で、国際送金サービスを手がけるSBIレミットは6月30日、日本とタイ間で分散台帳技術(DLT)を活用した送金サービスを開始したと発表した。
今回のサービスでは、SBI Ripple Asiaとの技術提携し、Ripple社の次世代決済基盤(Ripple Solution)を活用。これにより、タイ大手の民間銀行であるサイアム商業銀行へのリアルタイムかつ安価の手数料での送金を実現した。
SBIレミットは現在、中国、ベトナム、フィリピン等のアジア各国、ブラジル、ペルーなどへの国際送金サービスも手掛けているが、DLTを用いた送金サービスは、タイのサイアム商業銀行が初。
今後同社では、SBI Ripple Asiaと連携し、Ripple Solutionを活用するアジアの金融機関ネットワークを増やしていく方針だ。
また今後、SBIホールディングスと共同で事務局を務める「内外為替一元化コンソーシアム」においても、参加金融機関とアジアの金融機関間の商用送金に向けた具体的な検討を進めていくという。