明治安田とFiNC、健康経営を支援するプログラムを開始

明治安田生命は6月21日、ヘルステックベンチャーのFiNCと協力して、企業の健康経営をサポートするプログラム「MY健康増進サービス」の提供を開始すると発表した。

このサービスは、FiNCの企業向けサービス「FiNC for Business」と、明治安田生命の各種サービスをパッケージ化したもの。

具体的には、企業の従業員側は、日々のライフログ（歩数、体重、睡眠、食事等）をスマホアプリで記録・管理できるほか、生体データ・ライフログを元に、AI（人工知能）による健康改善アドバイスを受けることができる。

また、食事・運動・メンタル・薬などに関する疑問について、各種専門家にチャットで相談することもできるという。

一方の企業側については、従業員に対するアンケート調査により、心と体の状態を数値化できるほか、取り組むべき課題の選定と「健康経営」のための施策の効果を測定できるという。近年世界的に注目が集まる「エンゲージメント（=仕事に対する熱意・没頭・活力度合）」も把握できる。

近年、従業員の健康管理を経営的な視点で戦略的に実践し、生産性の向上を通じて企業価値を高める「健康経営」への関心が高まっている。

両社では、明治安田生命の全国規模のネットワークとFiNCの最新テクノロジーという両社の強みを活かしたプログラムを開発することにより、「健康経営」に対応していく方針だ。