日本ユニシスは6月9日、ベンチャーキャピタル(VC)事業を行う新会社「キャナルベンチャーズを設立したと発表した。
新会社では、総額50億円のベンチャーキャピタルファンドを組成し、FinTechなどのスタートアップ企業に投資を行う。
同社ではスタートアップ企業に対して、投資だけでなく、大手事業会社とのリレーション構築や販路開拓の支援、エンジニアリングのサポートも行う。
また、日本ユニシスの顧客に対しては、スタートアップ企業を紹介するだけでなく、POC実施から事業創出までを支援するという。
日本ユニシスではこれまで、人財イノベーションプログラム「NextPrincipal」の実施、アイディアソン・ハッカソンの開催、シリコンバレーのファンド・オブ・ファンズへの出資など、オープンイノベーションへの取り組みを進めてきた。
同社では今回の新会社の設立により、スタートアップやベンチャーキャピタルなどの輪に参画し、エコシステムを形成することを目指すという。
ITベンダによるベンチャーキャピタルの設立は異例。今後の成否に注目したい。