日本ユニシスは6月7日、今秋から個人向けの資産管理支援サービス「Fortune Pocket(フォーチュンポケット)」の提供を開始すると発表した。
この「Fortune Pocket」では、金融資産だけでなく、金融資産以外の資産(不動産、自動車、会員権など)も含めてバランスシート形式で資産管理ができる機能を提供する。
また、定年退職後の老後生活や相続時までを対象とするほか、継続利用や金融商品契約などでのポイント還元機能も持たせる。
同社では、これまで多くの金融機関へ確定拠出年金や相続などの個人資産に関わるシステムを提供してきた。これらのノウハウや経験を生かし、「個人の便益」を第一に、中立な立場で、「Fortune Pocket」を提供するという。
また、「金融顧客基盤を保有する事業者」「利便性を高める技術を保有する事業者」との提携を進めていくとしている。
ITベンダが直接PFMツール提供に乗り出すのは異例。今後、どのようなエコシステム構築を進めていくのか注目される。