北洋銀行は5月22日、「TSUBASA基幹系システム共同化」への参加に向けて、本格的な検討を行うと発表した。
「TSUBASA基幹系システム共同化」は、千葉銀行などの各参加行と日本IBMが共同で開発・運営する基幹系共同化システム。千葉銀行の基幹系システムをベースとして、参加行の共通要件や各行の固有要件を取り込んでいる。
これまで北洋銀行では、中長期的な基幹系システムのあり方について様々な角度から検討してきたが、今回、「TSUBASA基幹系システム共同化」への参加に向けて、本格的な検討を開始することで千葉銀行や日本IBMと合意したという。
今後約1年間にわたって本格的な検討を行ったのち、平成30年度上期中を目処に、「TSUBASA基幹系システム共同化」への参加是非を最終判断する。
同行では、「長期安定稼働に資するシステムの構築」、「ITコストの抑制」、「商品開発やサービス提供のスピードアップ」などの効果を期待しているという。
「TSUBASA基幹系システム共同化」については、昨年1月に千葉銀行が稼働開始して以降、今年1月に新潟の第四銀行が、今年5月には岡山の中国銀行が相次いで稼働開始している。
今後、北洋銀行が採用を決定すれば、地銀の共同化陣営の中で、さらに存在感を増しそうだ。
(参照)北洋銀行のニュースリリース
http://www.hokuyobank.co.jp/newsrelease/pdf/20170522_070860.pdf