シンクライアント型の決済サービスを提供するトランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は5月18日、システムの不具合により、交通系電子マネー取引の一部において、誤って二重引去りしていたと発表した。
二重引去りが発生した可能性があるのは、2011年3月から2017年2月の間で、最大1,432件・合計1,262,828円。同社が運営する「交通系電子マネー取引センターシステム」のシステム不具合により、クレジット決済端末やPOSシステムに電子マネーの取扱機能が搭載されている店舗の一部で発生した。
例えば、店頭にて1度目の取引でセンター側で処理が成立しているものの端末でエラーとなり、再度交通系電子マネーで取引を実施した場合などが含まれるという。
同社では、不具合の影響を受けた顧客に対して、二重支払いされた分の金額を全額返金する。記名式交通系ICカードの場合は、可能な限り連絡するほか、問い合わせ窓口を設置し、関係各社と連携して対応するという。