富士通は4月6日、百五銀行(三重県)の行内情報基盤である「知恵の環システム」を刷新したと発表した。
このシステムは、「コミュニケーション基盤」「認証・セキュリティ基盤」「仮想デスクトップ基盤」を有する銀行内の情報基盤。
富士通は、グループ従業員16万人が利用する同社内の「グローバルコミュニケーション基盤」などのノウハウを活用し、マイクロソフト社製品を中心とした、この新たな情報基盤を構築したという。
具体的には、「コミュニケーション基盤」では、行員が使用するポータル/掲示板機能(Microsoft SharePoint)を中心に、メール/スケジュール機能(Microsoft Exchange)、プレゼンス/インスタントメッセージ機能(Skype for Business)、報告管理機能などを提供。
また、職員が使用する端末にはアプリケーションやデータを格納せず、「Citrix XenApp」を導入し、サーバルームに仮想化して集約。専用の端末で行っていたインターネット閲覧を、職員それぞれの端末からセキュアに閲覧が可能になったという。
富士通は今後、本年4月より富士通が正式導入する「テレワーク勤務制度」の実践内容を踏まえて、百五銀行の働き方改革の推進を支援していく方針。