FinTech企業のKyash(キャッシュ)は4月5日、個人間の無料送金アプリ「Kyash」の正式版の提供を開始すると発表した。
「Kyash」は、LINE、Facebook、Twitter、メールで繋がる相手に対して無料で送金・請求ができるアプリ。受け取ったお金は、そのまま買い物の支払いにも利用可能。事前に、クレジットカードやデビットカードを登録する必要がある。
国内では、キャッシュレス決済の普及が進んでいるものの、個人間でのお金のやり取りは依然として現金もしくは銀行振込が主流。一方、米国では、個人間送金アプリ「Venmo」(ベンモ)を筆頭に、個人間でのキャッシュレス化が進みつつある。
Kyashは、本年1月に金融庁から前払式支払手段(第三者型)の承認を受領済み。同社では「割り勘の精算」や「贈り物の共同購入」といったシーンでの利用を見込んでおり、今後は、2020 年までに国内ユーザー数1,000万人を目指すとしている。