第一生命は3月21日、顧客の健康増進を支援するスマートフォン専用アプリ「健康第一」を無料で一般公開すると発表した。
このアプリでは、「管理指導型」の健康増進ではなく、利用者の自発的な意識・行動の変容に繋げることを目的にしているという。
具体的には、スマートフォンで撮影した写真を使用して、BMIの変化と年齢の経過による将来の自分を確認することができる「FaceAI」機能を日本で初めて導入するほか、ウェアラブル端末と同期して、歩数やBMIを計測できる機能を有している。
また、第一生命では、このアプリを開発するにあたり、アクセンチュアやNTTデータ、テックファーム、マイクロソフトなどと連携し、エコシステムを構築しながら、システムを開発したという。マイクロソフト社のクラウドサービスAzureを採用し、開発着手から4 か月でアプリ公開を実現した。
以下に、第一生命のニュースリリースを引用する。
“健やかに生きる、幸せになる” 健康第一プロモート始動『健康第一』アプリの提供及びスタートキャンペーンを開始
第一生命
2017/3/21
第一生命保険株式会社(社長:渡邉 光一郎、以下「当社」)では、お客さまの「健康でありたい」という気持ちにお応えし、「健康寿命の延伸」・「QOL(※1)の向上」といった社会的要請に対して更なる貢献をすべく、“健やかに生きる、幸せになる” をコンセプトに健康第一プロモートを始動します。
本プロモートでは、2018 年4 月までの1 年間で3 段階に分けて、お客さまお一人おひとりに寄り添う伴走型の「健康増進サービス」を提供、順次サービス内容を充実していきます。第一弾スタートキャンペーンでは、最先端技術の活用による生命保険事業の新たなイノベーション創出に向けて、昨年より取り組んでいる”InsTech(※2)”のヘルスケア領域から誕生したスマートフォン専用アプリ『健康第一』を無料で一般公開し、日常生活のなかでお使いいただくことで、お客さまの健康増進をサポートしていきます。
(※1) ”QOL(Quality of Life)”とは、物理的な豊かさや個々の身辺自立だけでなく、精神面を含めた生活全体の豊かさと自己実現を含めた概念のことです。
(※2) ”InsTech”とは、保険ビジネス(Insurance)とテクノロジー(Technology)の両面から生命保険事業独自のイノベーションを創出する取り組みであり、最優先の戦略課題として第一生命グループ全体で推進しています。他業態と連携したエコシステムの実現も視野に入れ、外部の開発力・アイデアを積極的に取り入れながら生命保険業界全体のイノベーションをリードしていくことを目指します。
1.健康増進アプリ『健康第一』の特徴・機能
『健康第一』は、「管理指導型」の健康増進ではなく、お客さまによる自発的な意識・行動の変容につなげていただくことを目的として、日々寄り添いながらさまざまなサービスを提供する新しいタイプの健康増進アプリです。
身体の年齢、すなわち「健康年齢(※3)」を若く保つにはBMI(※4)の改善がポイントとなります。当アプリは、身近な指標であるBMI 改善による健康増進の効果を実感していただけるよう、次のような特徴・機能を有しています。
① 日本のアプリ初「FaceAI(フェイスエーアイ)」機能を搭載
スマートフォンで撮影した写真を使用して、BMI の変化と年齢の経過による将来の自分を確認することができ、現在の生活習慣の改善が健康な未来を作ることに気付いていただくきっかけとなります。
② 歩数・BMI の計測
お持ちのスマートフォンから歩数データを取得し、性・年代別の目標歩数とともにわかりやすく表示します。スマートフォンの活動量アプリ(Google Fit/HealthKit)との歩数同期を可能としている他、ウェアラブル端末(※5)にも対応しています。スマートフォン/ウェアラブル端末から毎日の歩数を記録し、個人の目標(歩数・BMI)に対する達成状況を可視化できます。
③ 歩数実績に応じてクーポンとの交換も
歩数実績に応じて貯めたスタンプで、ローソンで使えるコンビニクーポンが当たる抽選に毎週参加できます。
* 『健康第一』の機能詳細は「別紙」をご参照ください。
(以下、省略)
(参照)第一生命のニュースリリース
http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2016_092.pdf