WEB関連サービスを提供するショーケース・ティービーは9月16日、常陽銀行が不正利用防止サービス「Fraud Protect」を試験的に導入したと発表した。同サービスの金融機関への導入は初。
Fraud Protectは、Webサイトの入力フォームやログイン時における不正アクセスを防止するクラウドサービス。メールアドレス項目への入力情報から、存在確認・ブラックリスト・統計分析を実施しスコアリングを行う。
悪意あるユーザからの新規申込みやネットバンキングの不正送金対策として有効であるという。
常陽銀行では、10月3日に新たに公開するインターネット支店や通常店舗のWeb口座開設フォームにおいて、同サービスをを導入する。同行ではこれまで、なりすましによる不正口座開設を防止するために、本人確認資料の確認で申込の正当性を判断していたが、年々巧妙化する手口に対応するために同サービスの導入を決定したという。
試験的な導入となるが、一定期間の効果検証を経て適用範囲を拡大していくとしている。