SBIホールディングスは9月16日、ブロックチェーンを使った決済基盤「リップルコネクト」を開発する米国のRipple Labsに追加出資すると発表した。
Rippleは今回、世界のファンドや金融機関を対象として総額約56億円の第三者割当増資を実施しているが、そのうちの一部をSBIのFinTechファンドが引き受けた。
決済基盤「リップルコネクト」は、各銀行が複数の中継銀行を経由せず、直接取引することで、送金コストの削減・取引時間の短縮を実現するソリューション。
SBIとRippleが共同で設立したSBI Ripple Asia社が、今年10月に国内金融機関15行ほどと国内外為替一元化検討に関するコンソーシアムの発足を予定しており、「リップルコネクト」を用いて外国為替と内国為替を一元的に行う決済プラットフォーム「RCクラウド」を構築する予定。
SBIグループでは、オンライン金融事業を中心とする知見を活かしながら、投資を一層拡大していくとしている。