岐阜県の大垣共立銀行は9月14日、来春に「手のひらだけ」で口座開設から窓口取引・ATM取引までを行えるサービスを開始すると発表した。同サービスの提供は日本初。
このサービスでは、窓口取引時の本人認証を従来の「印鑑照合」ではなく、「手のひら認証」で行い、銀行届出印を不要にする。
これにより預金取引だけでなく、投資信託などの取引や、各種サービスの申込みなども印鑑なしで利用できるようになる。
また、同行では平成24年から手のひらだけで取引できる「手のひら認証ATMピピット」を導入しているが、手のひら認証に対応する取引を現在の5取引(預入れ・引出し等)から、キャッシュカードで可能なほぼ全ての取引に大幅に拡大する。
さらに、同行はこのサービスを活用した無通帳型の総合口座についても提供を開始する。通帳は発行せずに、キャッシュカードの発行も顧客の選択性とするため、「印鑑レス・通帳レス・キャッシュカードなし」の預金口座が可能になるという。