大日本印刷は9月2日、口座開設時などの本人確認に使用する「DNP本人確認マルチカードスキャナ」をバージョンアップし、新たに個人番号カードに対応したと発表した。
「DNP本人確認マルチカードスキャナ」は、運転免許証や住民基本台帳カードなどの公的身分証の真贋判定機能や両面スキャナ機能を保有しており、金融機関窓口での本人確認業務の効率化を行う。2010年に発売し、多くの金融機関や地方自治体などで採用されてきたという。
今回のバージョンアップでは、運転免許証や住民基本台帳カードに加えて、個人番号カードの真贋判定が行える機能を追加した。本人確認を必要とする金融機関などに販売していくほか、すでに導入済みの企業にも、ソフトウェアのバージョンアップサービスを展開する。
また同社は、多様化・厳格化してきている金融機関の本人確認に関する窓口業務の効率化のほか、口座番号と紐付けが必要となるマイナンバーの収集業務ソリューションを提供していく予定。