あいおいニッセイ同和損保は8月31日、矢崎エナジーシステムと協力し、タイにおいてテレマティクス技術を活用した企業向け事故低減支援サービスを開発したと発表した。
このサービスは、矢崎エナジーシステムのクラウド型デジタルタコグラフ(iQsan)を利用した安全運転コンサルティングサービス。
iQsanは、リアルタイム通信を行うテレマティクスと、安全・省燃費を管理できるデジタルタコグラフの機能が一体となった車載機器端末で、走行データや位置情報を取得し、ドライバー個々の運転傾向を分析できる。
今回の安全運転コンサルティングサービスでは、iQsanで取得したデータを、あいおいニッセイ同和損保の現地法人にて解析を行い、ドライバーごとに安全運転に資するポイントをまとめフィードバックする。
具体的には、スピードオーバー・急加減速・アクセルの踏みすぎなどが発生した場合にドライバーに警告を発するほか、ドライバーごとに運転の特徴・改善ポイントをまとめた分析・診断レポートを提供する。
タイでは自動車の台数が急速に増加しており、WHOの調査で人口10万人あたりの交通事故死亡者数が36.2人と世界で2番目に多く、深刻な状況だという。
両社では、本年9月上旬にサービスを開始し、初年度30企業へのサービス提供を目指すとしている。
(参照)あいおいニッセイ同和損保のニュースリリース
http://www.aioinissaydowa.co.jp/corporate/about/news/news_dtl.aspx?news_id=2016083000315&cate_id=02