デジタルガレージ(DG)とTISは8月24日、FinTech関連事業の開発に向けて、戦略的な技術開発会社「DG Technologies」を共同で設立すると発表した。出資比率はDGが80%、TISが20%で、設立日は2016年9月を予定している。
新しく設立するDGTechnologiesは、DGがカカクコムやクレディセゾンと共同で設立したオープンプラットフォーム型の研究開発組織「DG Lab」と連携し技術開発を行う。
DG Labは「ブロックチェーン」「人工知能」「VR/AR」「セキュリティ」「バイオテクノロジー」を重点分野としているが、DG Technologiesは中でもブロックチェーン技術を活用したFinTech関連の技術開発やプラットフォーム技術の開発に力を入れるという。
DGは、投資先であるカナダのBlockstream社のブロックチェーン技術に基づきDG Labで研究開発してきたミドルウエアなどを、DG Technologiesに提供する。また、TISは、DG Labの技術開発パートナーとしてDG Technologiesへ技術者を派遣し、クレジットカード分野など金融分野のシステム開発で培ったノウハウを提供する。
以下に、TISインテックグループのニュースリリースを引用する。
デジタルガレージとTISが、FinTech関連事業の開発などに向けた戦略技術開発会社「DGTechnologies」を設立
〜研究開発組織DGLabと連携し、次世代技術をコアにした新事業の立ち上げを支援〜
TISインテックグループ
2016年8月24日
株式会社デジタルガレージ(東証一部 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役グループCEO:林 郁、以下:DG)と、TIS株式会社(東証一部 3626、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑野 徹、以下:TIS)は、FinTech関連事業の開発などに向けた戦略技術開発会社「株式会社DG Technologies」(以下:DG Technologies)を設立することで合意しました。設立日は2016年9月1日を予定し、出資比率はDGが80%、TISが20%です。
DG Technologiesは、DGが株式会社カカクコムおよび株式会社クレディセゾンと共同で設立したオープンプラットフォーム型の研究開発組織「DG Lab」と連携し技術開発を行います。DG Labは「ブロックチェーン」「人工知能」「VR/AR」「セキュリティ」「バイオテクノロジー」を重点分野とし、これらの分野で最先端の研究開発を行いますが、「DG Technologies」は中でもブロックチェーン技術を活用したFinTech関連の技術開発と、DG Labでの研究成果を元に事業化段階に進む際に必要となるプラットフォーム技術の開発から着手する予定です。
DGとTISは1999年に資本提携して以来、決済領域を中心とした協業を進めてきました。今回DG Technologiesの設立に至った背景には、こうした協業を通じて培った信頼関係があります。FinTech関連の技術開発において、 DGは投資先であるBlockstream社(Blockstream Corp.)のブロックチェーン技術に基づきDG Labで研究開発したミドルウエアなどを提供します。TISは、DG Labの技術開発パートナーとしてDG Technologiesへ技術者を派遣し、クレジットカード向けソリューションなど金融分野のシステム開発で培ったノウハウを提供します。
DG Technologiesでは、ブロックチェーン以外の分野に関する技術開発についても、DG Labにおける研究段階から事業化段階に進むフェーズなどで個別のユーザー企業に向けた支援をしていきます。またTISは、DG Technologiesが開発するFinTech関連などの最新技術とプラットフォームを、クライアント企業向けのシステム構築にグローバルな視野で適宜利用していく予定です。
(以下、省略)