みずほフィナンシャルグループとみずほ銀行は8月1日、ハッカソン「Mizuho.hack」に入賞したアプリを同行八重洲口支店で順次展示すると発表した。
「Mizuho.hack」は同グループが本年5月に開催した、人型ロボット「Pepper」を活用したハッカソン。全18チームが出場して4チームが入賞した。
今回は、4つのチームのPepperアプリを展示し、来店する顧客に新たなサービスを体感してもらう。
具体的には、Pepperが「お客さま」役として店舗内を動き回り、普段聞きづらい銀行の気になることなどを顧客に代わり行員に聞くサービスなどを展示する。
以下に、みずほFGのニュースリリースを引用する。
【FinTech】ハッカソン入賞チームによるPepperアプリの展示について
~オープンイノベーションによる新たな価値創出~
株式会社みずほフィナンシャルグループ
株式会社みずほ銀行
2016年8月1日
株式会社みずほフィナンシャルグループ(執行役社長:佐藤 康博)と、株式会社みずほ銀行(頭取:林 信秀)は、オープンイノベーション(※1)による新たな価値創出を目的に、「Pepperと一緒に、全く新しい『銀行』というサービスを創る」ことをテーマとして開催したハッカソン(※2)形式によるイベント「Mizuho.hack」を、本年5月に開催しました。「Mizuho.hack」にて入賞した全4チームのアプリについて、8月1日より1ヵ月毎にみずほ銀行八重洲口支店で順次展示します。
新たなビジネス創出やお客さまへのよりよいサービス提供のために、昨今、さまざまな業界・分野で、オープンイノベーションによる取り組みが行われています。このような環境のもと、<みずほ>では、すでに銀行店舗で活躍しているソフトバンクの人型ロボット「Pepper」を活用したハッカソン「Mizuho.hack」を開催し、斬新なアイデアのアプリケーションを幅広く募りました。
今回、「Mizuho.hack」に参加された全18チームの中から、入賞した4つのチームのPepperアプリを展示し、来店されるお客さまにPepperを活用した新たなサービスを体感いただきます。銀行の発想にとどまらず、外部の方の知見を活用することで生みだされた魅力的なサービスとなっております。
<みずほ>は今後も多様なニーズにお応えするために魅力あるサービスの提供に努めるべく、オープンイノベーションによる連携を通じ、「新しい金融サービスの創出」に向け積極的に取り組んでいきます。
※1オープンイノベーションとは、自社だけではなく、外部の方が持つ技術やアイデアを組み合わせて革新的なサービスやビジネスを生み出していく考え方。
※2ハッカソンとは、「ハック」と「マラソン」を掛け合わせた造語で、参加者が協働して一定期間内にアイデア創出やプログラム開発を行い、その成果を競うイベント。
チーム名 (メンバー所属会社) |
企画名 | 内容 | |
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8月 | おおさきロボ同好会 (フューチャーアーキテクト株式会社) |
パンピー | Pepperが“お客さま”役として店舗内を動き回り、普段聞きづらい銀行の気になることや、あまり知られていない商品について、お客さまに代わり行員に聞くサービス。 |
9月 | グローリー (グローリー株式会社) |
街角Pepperがお客さまをキャッチするみずほ銀行ペッパー支店 | 将来Pepperがみずほ銀行の支店の役割を担って街中に立っていると想定し、顔認証技術により識別するお客さまの年齢や性別によって声色を使い分け、現金の引き出し等を依頼いただける親しみやすいサービス。 |
10月 | 圧倒的挑戦(USE) (株式会社ユー・エス・イー) |
思いで預金OMOYO | Pepperを介して銀行に「お金」だけでなく、お金にまつわる「思い出」も預けられるサービス。 |
11月 | Pepeer Investment School (フューチャーアーキテクト株式会社、Forex Robotics株式会社、スピリテック株式会社、株式会社エクスライズ) |
Great Teacher Pepper | 将来、Pepperが学校で金融教育に利用されていることを想定し、トレンドに敏感な女子高生を対象とした資産運用に関する学びを提供するサービス。 |
(以下、省略)