三井住友銀行は7月28日、ビデオチャットを活用した新しい遠隔相談サービスの提供を開始すると発表した。
このサービスは、同行の専門スタッフが店頭設置端末経由で、住宅ローン相談等に来店した個人顧客に、ホームページ画面や資料を画面上で共有しながら、応対するサービス。非対面でも、対面と同レベルのサービスを提供することを目指す。
本年8月より、一部の店舗において住宅ローンの相談業務から試行を開始し、今秋を目途に全店舗でのサービス提供を開始する。将来は、インターネットを介して顧客の端末(PC、タブレット、スマートフォン)や営業職員のタブレット端末からも利用できるように検討を行うという。
なお、今回のサービスでは、Webブラウザのみで動作するWebRTC技術を採用することで、ビデオチャット専用のソフトウェアを不要とした。
以下に、三井住友銀行のニュースリリースを引用する。
ビデオチャットを活用した新たなサービスの取り組みについて
株式会社三井住友銀行
2016年7月27日
株式会社三井住友銀行(頭取:國部毅、以下「三井住友銀行」)は、ビデオチャットを活用した新しいサービスの提供を開始いたします。
本サービスは、住宅ローン等のご相談に来店された個人のお客さま向けに、店頭設置端末を介して専門部署のスタッフが、映像と音声に加え、当行ホームページ画面や資料をお客さまと画面上で共有しながら、応対させていただくサービスです。
本サービスの導入により、非対面でありながら対面と同じレベルのサービス・安心感を、さまざまなシーンでご提供することが可能となります。
本年 8月より、一部の店舗において、住宅ローンの相談業務から試行を開始し、今秋を目途に全店舗でのサービス提供を開始する予定です。また、将来は、インターネットを介してお客さまがお持ちの端末(PC、タブレット、スマートフォン)や当行営業職員の持つタブレット端末からもご利用いただけるよう、検討を進めてまいります。
通常、ビデオチャットを行うためには専用のソフトウェアが必要ですが、今回のサービスでは、WebRTC技術(※次頁参照)を活用することで、Webブラウザのみで映像・音声・データによるリアルタイムのコミュニケーションが可能となります。
今後も三井住友銀行は、様々な新技術を取り入れながら、より一層サービスの向上に取り組んでまいります。
(※)WebRTC技術
WebRTC(Web Real-TimeCommunication)技術は、Webブラウザやネイティブアプリへの組み込みによって、映像・音声・データによるリアルタイムのコミュニケーションが可能となる技術。
以上
(以下、省略)