売掛保証サービスなどを提供するラクーンは7月7日、連結子会社のトラスト&グロースが、8月上旬に中小企業向けネット完結型の売掛保証サービス「URIHO(ウリホ)」を開始すると発表した。
URIHOでは、従来からの売掛保証サービスを申込から与信審査、履行の依頼に至るまで、インターネット上で行えるようになっている。ネット上で完結できるサービスは業界初としている。
トラスト&グロースは従来から、売掛債権保証サービス「T&G売掛保証」を年商5億円以上の企業をターゲットに提供しているが、今回のサービスにより年商5億円以下の企業に対しても売掛保証サービスを提供する。
以下に、ラクーンのニュースリリースを引用する。
業界初!ネット完結型の売掛保証サービス『URIHO』を株式会社トラスト&グロースがスタート中小企業へ向けた新たなフィンテックサービスの提供へ!
ラクーン
2016年7月7日
株式会社ラクーン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小方 功)の連結子会社である株式会社トラスト&グロース(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石井 俊之、以下トラスト&グロース)が8月上旬を目処に、中小企業向けネット完結型の新しい売掛保証サービス『URIHO(ウリホ)』を開始することとなりましたのでお知らせします。
これによりトラスト&グロースは中小企業に対してより簡単・スピーディーに企業間取引の代金回収におけるリスク回避と効率化を実現する、新たなフィンテックサービスを提供します。
■サービス概要と特徴
URIHOは年商5億円以下の中小企業が利用できる、ネット完結型の売掛保証サービスです。
URIHOの一番の特徴としては、サービス申し込みから履行の依頼までをネット上で行える業界初の“ネット完結型サービス”となっていることです。これにより手間なくスピーディーに利用ができます。
また、利用料金に関しては月額定額制となっており、保証をかける取引社数の制限はなくかけ放題です。さらに最初のお試し期間としてお申し込みから2か月間は月額費用がかかりません。これにより、年商5億円以下の中小企業が売掛保証のサービスを導入しやすい料金プランとなっています。
【URIHO 3つの特徴】
■サービスを開始した背景と狙い
企業間取引の売掛債権を保証するサービスは多数ありますが比較的規模の大きい企業をターゲットとしており、トラスト&グロースが従来から提供している売掛債権保証のサービス「T&G売掛保証」においても、営業コストと収益のバランスから年商5億円以上の企業をターゲットにしております。しかし、年商5億円以下の企業は約82万社(※1)あり、全体の約80%を占めています。
売掛債権とは、企業の営業活動などにより商品やサービスを顧客に販売したものの、まだ受け取っていない代金を請求できる権利のことで、取引先の倒産によりこの権利がなくなるリスクは企業の資産状況を左右する重大なものです。また売掛債権は企業の規模にかかわらず企業間取引において必ず発生することから、年商5億円以下の企業に対する売掛保証ニーズを潜在需要の大きいマーケットと位置づけ、アプローチ方法を検討課題としていました。
URIHOは、金融サービスとして従来から利用されてきた売掛保証を申込から与信審査、履行の依頼に至るまで、インターネットを活用することで自動化し利便性を高めた仕組みです。インターネットと金融双方のノウハウを持つ当社ならではのフィンテックサービスとなります。
利用企業の獲得についても、ネット広告等、積極的にインターネットを活用し、効率的に獲得してまいります。これらにより、URIHOは、従来、ターゲットに出来なかった年商5億円以下の企業に対し、売掛保証サービスの提供を可能にしております。また、URIHOは、トラスト&グロースが「T&G売掛保証」でこれまで培ってきた経験から蓄積した与信ノウハウにより、与信判断が難しいとされる規模が小さく、比較的リスクの高い零細企業にも保証をかけられることも特徴です。潜在的な売掛保証ニーズを積極的に掘り起こすことで保証残高を積み上げ、事業規模の拡大を図ってまいります。
URIHOの普及により、日本の大部分である中小企業の活性化を促進し、なくてはならないサービスとなることを目指します。
【URIHO サービス開始までのプレオープンサイト】
http://preview.uriho.jp/
(以下、省略)